今は晩婚化だけが問題ではなく、生涯未婚率がじわりじわりと上昇していることも問題となっています。
独身の方がはじめから「結婚したくない」と考えているわけではなく、18才から34才の未婚者を対象にした調査では、男女とも約9割の人は「いずれは結婚したい」と考えています。
ただ、結婚は望んではいるものの、30代~40代など働き盛りの世代だと男性も女性も仕事が忙しく、出会いの機会になかなか恵まれないということがあったり、安定した仕事につけないので結婚なんてとうてい考えられないといった理由もあり、結婚していない理由は人それぞれです。
そんな中、「婚活」ということばが一般的になってからは、結婚相談所などの婚活支援サービスを利用し、出会いを求める人も多くなりました。
婚活支援サービスには様々な種類があるのですが、違いをはっきりわからないまま婚活をされている方もいるようです。
どの婚活支援サービスを利用して婚活をするかは、これも結婚と同じでサービスとの出会いで決まることも多いです。
「近所に仲人さんがいたので、その人のお世話になりたくて結婚相談所に登録した」という人もいれば、「友達が結婚情報サービス会社を利用して結婚したので、同じところに登録しようと思った」など、あまり費用や活動内容を把握しないまま婚活をスタートさせる人もいます。
私は、「縁は案外計算されていないところにある」と考えているので、想定の範囲内での費用であり、アドバイザーや仲人と相性が良ければ、深く考えすぎずにご自分が「これだ」と思えた婚活支援サ―ビスを利用されるのがよいのではないかと思っています。
とはいえ、それぞれの婚活支援サービスの違いぐらいは、きちんと把握した上で婚活をはじめることは大切ではあります。入会後に「こんなはずじゃなかった」と思うのは、ご本人にとっても、サービスを提供する側にとっても不幸ですから。
いまどきの婚活支援サービス
婚活支援サービスの種類としては、大きく分けて4つあります。
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- お見合いパーティー
- 婚活サイト
- 結婚情報サービス(マッチング型)
- 結婚相談所
この他には、「街コン」や「友達の紹介」「コンパ」などもありますが、ここでは代表的な4つに絞ってご紹介します。
お見合いパーティー
あらかじめ参加条件がパーティー毎に決められているものが多いです。例えば、「バツイチ限定」のものや、「年齢を限定」しているものもあります。男性については「年収や学歴」、「職業」が限定されたパーティーもあります。
【メリット】
自分の希望する条件に当てはまるたくさんの人に、まとめて会えるというのが一番のメリットです。
【デメリット】
自分から積極的に動くことが求められます。人見知りをする人には荷が重いかもしれません。パーティーでカップルになったとしても、そのあとのことは当人同士。すべて自己防衛する心構えが必要です。
婚活サイト
出会い系サイトをより発展させたものと考えて良いでしょう。
会員専用サイトを使用して、検索し、気に入った方にメールのやりとりをし、その後二人で会う形になります。
【メリット】
入会手続きは、全てネットでできますし月会費は数千円程度で低価格。手軽に活動することができます。
【デメリット】
アドバイザーや仲人などの間に立つ人がいないので、すべて自己防衛する心構えが必要です。
結婚情報サービス会社
希望条件がお互いに合致するお相手候補を、毎月紹介されるシステムです。(マッチング)
【メリット】
会員数が全国で3~4万人いるので、たくさんの中から選べるといえます。
お見合いや交際状況については誰も管理をしていないので、自由に色々な方に会うことができ、期間に関係なく交際することができます。自分のペースや考えで活動したい方。また、あれこれアドバイスを言われるのが煩わしいと感じる方に向いています。
【デメリット】
それぞれの交際を管理している人がいるわけではないので、期限なく交際できるのですが、逆にいうと半年後あるいは一年後に、こちらはその気になっているのにあっさりお断りされるということもあるということです。
また、活動についてのアドバイスがないので、自分であれこれ考えてしまう状況に陥りやすいともいえます。
結婚相談所 (Chida結婚指南処.はこれにあたります)
最近では相談所によるネットワークでの情報共有をする事で、会員数が多いところもあり(Chida結婚指南処.は5万人以上)、出会いの機会を増やしマッチングしやすい環境を整えています。
【メリット】
昔から変わらない最大の特徴はアドバイザーや仲人によるサポートです。
実は、どのような婚活支援サービスを選ぼうとも、一番難しいのは交際です。交際中のちょっとしたことが結婚まで結びついたり、ダメになったりします。ひとりで模索しながらの婚活より、アドバイザーや仲人のアドバイスを受けながらの婚活は結婚に結びつきやすいともいえます。
【デメリット】
はじめのお見合いの日程調整の段階から、アドバイザーや仲人が仲介しますので、「誰のアドバイスもいらない。ひとりで好きに婚活したい」と思う方には合わないでしょう。