
いまだに「お見合い結婚」というものは、何か特別、特殊な出会いのように考えている方もいて、独身の人の中には「私は恋愛して結婚したい」「僕は、お見合いしてまで結婚はしたくない」と考えている人もいます。つまり、お見合い結婚は、恋愛感情抜きで結婚するものだという「誤解」があるようです。
そう、これは「誤解」です。誤解ですから、婚活アドバイザーとしては「それは、違うけど・・・」と訂正したくなります。
お見合いは、今も昔も一緒!ではない
お見合いといっても、昔のお見合いとはずいぶんと違います。
Chida結婚指南処.には、親御様からのご相談も多いのですが、親御様とお話ししていると、昔のお見合いをそのままイメージされている方も多く、今のお見合いの様子をお話すると、少し驚きの表情を浮かべる方や、あるいは、いつまでも昔のイメージが抜けなくてずっと戸惑う親御様もいらっしゃいます。
昔のお見合い
昔は、自分の子供が適齢期になると、菓子折りを持って近所の仲人に相手を探していただくようお願いするのが普通でした。
仲人は、釣り合いを考えてお見合い相手を探し、合いそうな人が見つかるとお相手の釣書(プロフィール書)と写真を持っていきます。
ここで、釣書や写真を見て「嫌。会いたくない」なんていうことは、なかなかできません。断ると今後話を持ってきていただけなくなるので、たいがいはお見合いをすることになります。そもそも「断る」という考えもあまりないようです。
お見合いでは、料亭などで仲人や親が同席します。
お見合いの返事も、お断りをすることがほとんどありません。「親が決めた人と結婚した」とは、昔、お見合い結婚した人から時々聞く言葉でもあります。ですから、当時のお見合いをして結婚・・・となった場合は、やはり恋愛結婚とは違い、結婚して一緒に生活し楽しい事や苦しいことを乗り越えていって、絆を深めていく感じでしょうか。
いまどきのお見合い
いまどきのお見合いは、昔のお見合いとは真逆といっていいかもしれません。
結婚相談所には、仲人やアドバイザーという人が存在しますが、昔のような「何かお礼をしなくてはいけない」「お断りして申し訳ない」「結婚が決まったら、いくら(お金)包めばいいのかしら」などと考える必要がありません。
一回のお見合いで決めるというより、何人もの人と会って(お見合いをして)、自分に合う人を探していくので、お見合いはあくまでも出会いのひとつといえます。
会ってみて、「違うな」と思ったらお断りをして、また、別の人に会って・・・これを繰り返したある日「この人!」という人と出会えば、ここからは「恋愛」です。
お見合い相手に恋愛感情は芽生えるか?
「お見合いなんて嫌」と言っている人でも、出会ってしまえば表情がイキイキ(中にはデレデレ)していきます。そして、気がつけば二人だけの時間を持つことが多くなります。
お見合い相手に恋愛感情は芽生えるか?聞かれると、答えは「yes」です。恋愛感情の様子は、もしかすると若い頃の周りが見えなくなるような激しい恋愛ではないかもしれませんが、心がほっこりするような安定した恋愛感情が芽生えます。
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- お見合いでは恋愛はできない
- お見合い相手に恋愛感情は持てない
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というのは誤解だということがわかっていただけましたか?