お見合いの失敗談　－番外編－

お見合いの失敗談

こんにちは。婚活アドバイザーの千田園子（ちだそのこ）です。

長いことこの仕事をしていると、色々なことが起きるのですが、こんなこともありました。

（ご本人の許可を得て書いてます）

ある日のまだ薄暗い朝の４時。つまり、明け方です。私も家族もぐっすり夢の中。

そんなところに、私の携帯がけたたましく鳴りました。といってもバイブですが、バイブでもし～んとした中では、嫌でも気がつきます。

びっくりして寝ぼけ眼で携帯をみると、ある男性会員の名前が表示されています。

まだ、頭が起きていない状態でしたが、なんとか、携帯に出ました。

といわれましても…ですよね。（それが、何？）ぐらいにしか、とらえられません。

ただ、頭が起きなくても、朝４時という時間の電話には戸惑いＭＡＸです。それでも、彼はこう繰り返します。

ようやく事態が飲み込めてきました。

今日の４時からお見合いといっても、午後４時からのお見合いです。今は、午前４時！

午前４時と午後４時の勘違いです。

しかし、人間というのは不思議なものですね。事態が飲み込めても、寝起きだと言葉が上手くでてきません。

結局、とにかく電話を切りたかった私は、「しっかりしてください」とだけ伝えて、私は電話を切りました。

当然、電話を切った後は寝られなかったので、その日、１日体調がすぐれませんでした。

それでも、ご成婚　－後日談－

そんなこともあった彼ですが、めでたくご成婚されました。

成婚退会時、ご挨拶にお越しくださった時に、彼から、「とんでもない時間に、千田さんに電話をかけてしまったことありましたよね」とおっしゃいました。

「ありましたね。もうびっくりしました。あれは、いったい何だったんですか？」とあらためて聞くと、どうやらそのときの季節に関係していたようです。

あの事件？があった季節。

午前４時と午後４時の空の様子は、どちらも薄暗い季節だったようです。

それで、起床したときに「しまった、遅刻だっ！」と思い込んでしまったそうです。

「そういうことでしたか。なるほど～」と感心してしまったのですが、まあ、あんなことはさすがに二度とゴメンです。なので、

「あれ以来、就寝の時間帯は、自動的に携帯の電源がＯＮ、ＯＦＦになるように設定してるんです」と伝えたら、「それ、正解です」と彼は言ってました。

そんなこともありましたが、今となっては思い出深い出来事です。

このことを成婚という形で、最後に笑いあえたのは、喜ばしいことです。

いつまでも、お幸せに！ですね。