成婚退会で不安になる
こんにちは。婚活アドバイザーの千田園子(ちだそのこ)です。
結婚相談所で、成婚退会前や成婚退会後に、不安を覚える人がいるようです。
まもなく成婚となると、どちらかというと前のめり気味、イケイケになる方もおられるのですが、そのような方でも、成婚退会前後で大なり小なり不安な気持ちにとらわれることはあるぐらいです。
そこで、今回は、成婚退会の前後に不安になった時の考え方など、お話していきたいと思います。
成婚退会で不安になるのは、普通なこと。
まず、成婚退会前後に不安になったからといって、「こんなに不安になるのは、そもそもこの人と結婚するのは間違いなのかもしれない」と、すぐに答えを出さないでいただきたいと思います。
不安になると、ついつい悪いほうに考えがちです。さらに最悪の決断をしがちです。ですから、心身共に落ち着いてから、あらためて考えていただきたいと思います。
それに、成婚退会の前後に不安になるのは、何もあなただけではありません。
人によっては成婚退会前になると、前のめり、イケイケになる方もおられますが、それでもふと不安を覚えたりするものです。
だから、
成婚退会で不安になるのは、普通なこと。
これは、しっかり頭の片隅に置いておいていただきたいと思います。
結婚相談所の成婚退会
成婚退会前に不安になるのは、結婚相談所の成婚の定義も一因かもしれません。
結婚相談所での成婚とは、「結婚の口約束」つまり「プロポーズをして相手が受けた」この時点が成婚です。
つまり、プロポーズが成功したら、すぐに成婚退会手続きに移り10日間以内に退会となります。ちなみに、契約書には次のように記載されています。
結婚、婚約又はそれらと同等の成果(「結婚の口約束」「宿泊」「宿泊を伴う旅行」「婚前交渉」「同棲」「交際期間を延長し通算6ヶ月を経過した場合(交際期間は原則3ヶ月)」など)は「成婚」とみなします(以下同様)
これを見てわかるように、「結婚の口約束」以外に、下記いづれかが確認されると成婚退会となります。いってみれば成婚扱いでの強制退会ともいえます。
- 自宅、旅行で宿泊を伴った場合
- 婚前交渉
- 同棲
ルールは結婚相談所によって違います。あなたの結婚相談所に確認してくださいね。
プロポーズで成婚。だから、不安になることもある
このように、結婚相談所では、入籍や結婚式を成婚としていません。
その前段階のプロポーズをもって成婚となるので、急に結婚が現実味を帯びてきて、不安を覚えるのかもしれません。
「結婚したい」と思って結婚相談所に入会するのに、いざ結婚が目の前に来ると不安になるのです。
人は時として変化に臆病です。だから、結婚というものが自分事となると、不安な要素が次から次へと頭の中に沸いてくるのです。
退会してから破談になったらどうしよう…
親に反対されたらどうしよう
さらに、結婚相談所では、成婚が確認できれば、即、退会手続きに入り、そこからさらにスピード感がアップし話が進んでいきます。
成婚退会後に、家探し、結婚式の日程調整、結婚式場打合せ、引っ越し、役所関係手続…とまあ、やることが目白押しです。だから「ちょ、ちょ、ちょっと待って」と不安がぼわっと出てくる…なんていうことがあるわけです。
通常は、プロポーズが成功したら成婚退会です。
ですが、ご両親への挨拶を待って成婚退会の手続きを行う場合もあります。結婚相談所によって違いますのでご確認ください。
- プロポーズ(成婚)→ 成婚退会手続きを経て退会 → ご両親へのご挨拶
- ご両親へのご挨拶→ プロポーズ(成婚)→ 成婚退会手続きを経て退会
- プロポーズ(成婚)→ ご両親へのご挨拶→ 成婚退会手続きを経て退会
成婚退会時に不安にならないために
成婚退会時に不安になりそうなことは、あらかじめ二人でしっかり話して潰しておくことが大切です。
不安になりそうなことを、先回りして、潰しておくのです。
自分の中にため込んでモンモンとしてしまう。これは避けましょう。
- 結婚したらどこに住みたいか?
- 結婚後、仕事を続けるかどうか
- 借金(奨学金含む)があるのか、ないのか。返済計画は?
- 子供は欲しいかどうか。欲しいとしたら何人ぐらい?
- ご家族との関係性、家族状況
結婚相談所は結婚相手を探す場所なので、交際に入ったら、お互いの結婚観の話をしていきます。だいたい、デート3~4回目あたりでしょうか。
遅くても真剣交際に入る前までには、確認しておいたほうが良いでしょう。その辺は、二人の交際の状況によって違いますので、ぜひ、結婚相談所に相談しながら進めてください。
また、一般的な交際であれば「聞いたら嫌がられそう」と余計な心配をしがちですが、ここは、結婚相談所です。話しても全然問題ありません。というか、話しましょう。
万が一、それで引くような人なら、その人は横に置いておいて次へ!です。
不安になることを潰してもキリがない
不安になりそうなことをしっかり話し合って潰しておくべき、とは書きましたが、それでも、お互いの結婚観をどれだけ話し合ったところで、キリがないともいえます。
結婚したらン十年は一緒にいます。ン十年であれば、環境も変わるでしょうし、考え方も変わります。
以前、「結婚後も仕事を続けたい」と強い希望を持たれていた女性がおられましたが、成婚後にしばらくしたら「仕事辞めちゃいました~」とアッケラカンとした様子でのご報告がありました。
また、どれだけ確認したところで、生活をしていけば新たな心配事が発生して不安になることもあります。人生には想定外のことなんていっぱいありますから。
つまり、
不安になることをいくら潰してみたところで、キリがないのです。
「結婚は勢い」と聞いたことはありませんか?
結婚は、案外、最後は「エイヤっ」で結婚します。
正直、若いうちは、勢いで結婚できるのですが、そこそこの年齢になると、そこそこの人生経験が邪魔をして、勢いが出ないということは実際にあります。
どうしても不安がぬぐえない
どれだけ話し合っても不安消えないのであれば、結婚相談所に相談してください。
それでも、どうしても不安がぬぐえないのなら、お別れすることもやむなしだと考えます。
間違っても、次の理由で無理に結婚する必要はありません。個人的な意見ですが…
- これで別れたら、一生結婚できないかもしれないから
- 今の人と別れたからといって、次はないかというとそんなことはありません。
- すでに友達や家族に話してしまっている
- 家族や友達に話していたら、辛いことあると思いますが、一時のことではないでしょうか。
- 結婚したら彼(彼女)は変わってくれるはず
- 自分ではなく、相手が変わることを期待している時点で、どうかと思います。厳しいいい方ですが。
成婚退会後にお別れした場合
成婚退会後に不安になってお別れした場合ですが、もし、「もう一度、婚活しよう」と思われるのであれば、活動していた結婚相談所に相談されてみてはいかがでしょうか。
再入会の場合、入会費などを一部免除している結婚相談所は多いと思われます。
料金を含めて相談されたらと思います。
同じ結婚相談所がいい?
再び、結婚相談所で活動をする場合、同じ結婚相談所であれば、あなたの性格などは把握しているので活動しやすいのではないでしょうか。
一方で「心機一転」「仕切り直し」という考え方もありますので、その場合は、別の結婚相談所に入会するのもアリだと思います。
どこを選んだとしても、あなたの「結婚する」という強い思いが大切です。その思いが、成婚に繋がります。
まとめ
成婚退会前や退会後に不安になるのは、普通なことです。誰にでも大なり小なり不安になることはあります。
その不安な正体に向き合い、お相手としっかり話し合い、結婚相談所に相談しながら、乗り越えていただきたいと思います。
何を選択したとしても、悔いの残らない選択をしてください。
そして、もし、「結婚する」と思われたのなら、前に進むのみです。
あなたの「結婚する」の強い思いが、幸せな結婚につながります。
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